アイヌ遺骨返還請求訴訟

2017年8月1日、8月4日

持ち去られていた60人以上の先祖の遺骨が浦幌に帰還します

浦幌アイヌ協会 会長 差間正樹

浦幌アイヌ協会

浦幌アイヌ協会は、きたる2017年8月19日~20日、北海道大学から祖先の遺骨の返還を受け、故郷の墓地に再埋葬し、カムイノミ(カムイへの祈りの儀式)とイチャルパ(慰霊の儀式)を執りおこないます。

イチャルパにご参列ください

日時 2017年8月20日(日曜日)

10:00 カムイノミ(カムイへの祈り)とイチャルパ(祖先を慰霊する儀式)

11:40 帯広カムイトウウポポ保存会による舞踊

会場 浦幌町浜厚内生活館

   浦幌町字チプネオコッペ1-22 電話015-578-2235

協力 コタンの会(代表/清水裕二)、北大開示文書研究会(共同代表/清水裕二、殿平善彦)、アイヌ遺骨返還訴訟弁護団(弁護団長/市川守弘)


ご支援をお願いします

地元から持ち去られたアイヌの遺骨の尊厳ある帰還を実現するために、みなさまのご支援を求めています。ご支援金は、返還骨を迎えるカムイノミやイチャルパの費用に使わせていただきます。ぜひご協力ください。当日会場でも受け付けます。


北海道大学から浦幌アイヌ協会に返還される遺骨について

北海道大学の「アイヌ納骨堂」には、浦幌町内から持ち出された、少なくとも76人分の遺骨が留め置かれています。大半は、1934年(昭和9年)10月下旬、同(帝国)大学医学部解剖学第二講座の児玉作左衛門教授らが町内愛牛(あいうし)地区のアイヌ墓地から持ち去っていったものです。浦幌アイヌ協会による返還請求訴訟が今年3月22日、札幌地裁で和解に達し、被告・北海道大学がこれらの遺骨を当協会に返還することになりました。初回返還分として今回、63人分と人数不明の遺骨、合わせて82箱の返還を受け、再埋葬します。


イチャルパのちらし pdf 480kb

プレスリリース pdf 252kb